゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




笑っていた将くんは「よく言った!!」って微笑んであたしの頭を優しく撫でた。


「そー言えば、幸輔には会わないの?」

「なっ///将くんっ何言ってっ!!」

「誰?幸輔って」

「由岐の彼氏」

「へぇ…」

ってニヤッとお兄ちゃんは笑った。

「もぅ!!将くん!!」

「へぇよかったじゃん由岐。」

「…………ぅん」

そぅ…だよね。
将くんも、お兄ちゃんも、本当のこと、知らないんだよね。




あたしが、

幸輔を利用してたって事。




それは、あたしだけの秘密。



「由岐?」

「あっううんっ!!あたし宿題するね!!」



あたしは、秘密しかない。






あたしは、部屋に戻ってベッドに寝転んだ。


幸輔…


幸輔ぇ…。





許さなくて、…いいよ。





< 123 / 203 >

この作品をシェア

pagetop