゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
「由岐、本当にごめん……。」
「……。何がごめんなの?」
あたしはわからなくて、幸輔に素直に訊いてみると、幸輔は目を見開いた。
幸輔の顔が、「由岐らしくない事を言ってる…」って言ってるよ。
あぁやっぱり訊くんじゃなかった。
訊いたから幸輔に変に思われるんだ。
「………すぐに、……答えなくて…。」
伏せていた顔を上げると、赤面をしている幸輔。
目が合うと、すぐに横に顔を動かして視線を逸らした。
「……………ううん…。」
そんな幸輔を見て、幸せになった。
心が満たされるんだ。
もぅ満腹。
何も入らないよ。
溢れるばかり。
「……ぃこ。幸輔」
「うん」
今日はあたしから幸輔の手に触れて、手を繋いだ。
真上から熱い熱い陽射しが降ってきているけど、幸輔から伝わる熱は熱いって感じないんだ。
温かいんだよ。
幸輔の体温は―…。
あたしは幸輔の体温が大好きだったりする。
どんどん幸輔が好きになっていくよ。
どこまで好きになるのかな?
どこまでっていう限界はあるのかな?
この想いは永遠なのかな?
幸輔と手を繋いでDearに行く途中に、ずっとそんな事を考えていた。