゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
本格的にこの2人が住む事になった。
「瞬くんの部屋も由岐ちゃんの部屋も2階にあるからね」
「はい」
「ぁ、・・はい…。」
表札にも、由岐ちゃんと瞬くんの名前を付けた。
部屋は余っていた2つの部屋を上げた。
3人ではこの家は大きかったから丁度いい。
2人と一緒に2階にあがった。
先に瞬くんが部屋に入った。
「ベットがある…。」
「そ、布団派だった??」
「ぁ、いえ…。」
「荷物届いたよー」
「はーい」
玄関にはもぅ将也が立っていた。
「ありがとうございました」
「いいえ」
あたしの旦那が荷物を車で運んできたんだ。
あたしの旦那は、ってかのろ気じゃないけど優しいと思う。
この年になってもこの人は優しいと思うぐらいだ。
いつも優しい顔をしてるし、将也も好いている。
この家庭になんの幸せがあるのかは知らないけど、旦那はこの家庭が気にっているらしい。
本当に不思議な人だ。
「じゃぁ瞬くん、一緒に運ぼうか」
「はい」
「将也も手伝って」
「うん」
力仕事はあの3人の任せて、女2人はする事があるのです。
「由岐ちゃんはこっち。」
「あっはいっ!!」
少し力んでいる言葉が返ってきた。
女2人の仕事とは、新しく来た2人の食器の整理だ。
ささっと洗って棚に慎重に入れた。
この仕事、実はけっこう時間が掛かるのです。