゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
「何してんの由岐ちゃん」
風呂に入るのか着替えを持っていた将也が後にいて、その後には瞬くんがいた。
「食器拭いてたんです。」
「へぇ…。ってか敬語じゃなくていいしっ兄貴と同じ歳なんだしこの前遊んだじゃん??」
「はい…ぁ、ぅん…」
「そっ」
将也の後ろでは瞬くんが優しい眼差しで由岐ちゃんを見ていて、あたしは驚いてしまった。
由岐ちゃんはその視線に気付いて小さな優しい笑顔を返した。
由岐ちゃんは、
瞬くんは、
笑顔はお互いにしか見せない。
2人の笑顔は、
お互いに慰めあってるみたいで見てて苦しい。
「あ、瞬くん」
「はい?」
「高校ってまだ行かないといけないの?」
「あ、あと1週間行ってそれからは1ヶ月近くありません」
「じゃぁ将也と一緒かぁ…」
そぅ実は今2月。
瞬くんはすでに大学に合格してお金も払っていて、返金できなかったから大学には進学するらしい。
あたしはそぅでいいと思う。
「おっじゃぁ瞬遊びに行こうな」
「おぉ……」
必死に笑顔を作ったのがバレバレだよ。
「由岐ちゃんは?」
「あっあたしは3月までです…」
「そっか」