゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.





由岐ちゃんと瞬くんは顔を見合わせて遠慮がちに「じゃぁお願いします…。」っと言った。


そのあと、瞬くんと将也はなんと一緒にお風呂に入った。
高校3年生なのに一緒に入った事が意外だった。

お風呂はその後に由岐ちゃんが入ってその後にあたしが入った。




Dearでの食事はその日から2日後になった。

あたしは少し興味があった。
Dearなんてたまにしか行けないし。



それにあの子達は
何が好きなのか、
どんな風に食べるのか、

あたしは興味があった。


あたしはあの子達を守りたい。

だからあの子達の事をもっともっと知りたいの。


形だけの家族なんて悲しすぎる。



あたしは2代目の紗結子と篤志くんをみていたいの。



あの子達を見てると、死んだはずの紗結子と篤志くんを見てるみたいなの。


そんなに似ているの。


顔だけは――…




あたしは“由岐ちゃん”と“瞬くん”を見たいの。





「美里」

「ん?」

「Dearの券、お礼言っといてね」

「…ぅん。……言っとく。」


実はあの券、あたしがもらった物なんだ。
ってか無理言って譲ってもらった。
どうしても、一緒に行きたかったんだ。





< 145 / 203 >

この作品をシェア

pagetop