゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
由岐ちゃんと瞬くんは顔を見合わせて遠慮がちに「じゃぁお願いします…。」っと言った。
そのあと、瞬くんと将也はなんと一緒にお風呂に入った。
高校3年生なのに一緒に入った事が意外だった。
お風呂はその後に由岐ちゃんが入ってその後にあたしが入った。
Dearでの食事はその日から2日後になった。
あたしは少し興味があった。
Dearなんてたまにしか行けないし。
それにあの子達は
何が好きなのか、
どんな風に食べるのか、
あたしは興味があった。
あたしはあの子達を守りたい。
だからあの子達の事をもっともっと知りたいの。
形だけの家族なんて悲しすぎる。
あたしは2代目の紗結子と篤志くんをみていたいの。
あの子達を見てると、死んだはずの紗結子と篤志くんを見てるみたいなの。
そんなに似ているの。
顔だけは――…
あたしは“由岐ちゃん”と“瞬くん”を見たいの。
「美里」
「ん?」
「Dearの券、お礼言っといてね」
「…ぅん。……言っとく。」
実はあの券、あたしがもらった物なんだ。
ってか無理言って譲ってもらった。
どうしても、一緒に行きたかったんだ。