゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
次に来たのがあたしと旦那のだった。
「由岐ちゃん食べる?」
「あっいいですっどうぞ!!」
「ん、由岐食えよ」
「ありがと…」
っと言って瞬くんの持っていたスプーンを持って少しだけすくって食べた。
「由岐食べてっ」
「うん」
将也はそれを見て自分の物も食べるように言った。
由岐ちゃんはそれも少しだけすくって食べた。
何だか、子供と大人に壁を感じた。
そんなの当たり前。
血も繋がっていない、ましてや由岐ちゃんにはあたし達ははじめて見る人に近い。
(瞬くんは何回か泊まりに来たから)
そんなの当たり前。
事前に考えたりもしていた。
でも、目の前でそぅされるとあまりにもショックが大きかった。
「オムライスの方…」
「あっはいっ」
由岐ちゃんが頼んだのはごく普通のオムライス。
ハンバーグもチーズも乗っていない。
あるのはオムライスとデミグラスソースのみ…。
瞬くんはドリアのみ。
食べ終わった後にメニューを確認した。
「アイス食うの?」
「食べないし買わない。」
「ケチ」
「上等。」
あたしがメニューを見る前にも将也は由岐ちゃんに「ちょっと頂戴」なんて言っていた。