゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
「幸輔は何買うの?」
「男の人にあげるんだけどなぁ;;」
「バイトの先輩??」
「そぅ!!木村さんって言うんだけど俺の先輩で調理の責任者みたいなやつなんだ」
「へぇ!!よく話に出てきたよね」
「だって俺の憧れだもん!!Dearに就職して調理担当になった人なんだ!!」
何回も聞いた話だけど、それほど幸輔はその木村さんが好きなんだってわかるよ。
「エプロン?」
調理の人って聞いたらエプロンかなぁ?
「エプロンもいいんだけどなぁ…」
初めてこんなに悩む幸輔を見たかも…。
幸輔の新しい一面を見れたことは嬉しい。
でもちょっとその木村さんに妬いちゃうよ……。
羨ましい。
だって幸輔にこんなに思われてるんだもん…。
「由岐?」
「あっな、何っ?」
「疲れた?休む?」
「ううん、全然。でも喉乾いたから飲み物買っていい?」
「ん、いいよ。ってか俺もいる(笑)」
あたしと幸輔は近くにあった喫茶店で飲み物を買った。
ちょっと高かったけどやっぱり喫茶店だから美味しかった。