゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




そこには派手な服を着ていて、短いスカートにパンツを穿いた女の人3人と、少しウザそうな顔をしているお兄さんが1人。


あたしはそ女の人を見て、顔をしかめた。


声が大きいから―…。

将くんはあたしを見て苦笑いをして「ごめんな」と言った。


あたしもお兄ちゃんも、こぅゆぅ…うるさいって言ったら失礼だけど、

まぁこんな人が苦手だ。

そのことを将くんも知ってる。

将くんも少し苦手って言ってた。





「あ"ぁ~将也ぢゃんっ!!」

「ほんとだぁ~」

「どぅしたのぉ~珍しいじゃん!!」

「買い物」


「妹ちゃん??」

中でも1・2番に…ケバイ…;;

人があたしの顔を覗き込んだ。

あたしはその化粧バリバリの顔と、香水臭い匂いが急に来てビックリした。

あたしは将くんの友達なんだから変な顔しちゃダメだって思って頑張って笑顔を作った。



「そ、俺の妹」

「将也妹いたってけ~??」

「いたよ?お前等に言ってなかっただけ」


「何ていうの??」

「あっ由岐です」

「へぇ由岐ちゃんかぁ~」

名乗るのに少し抵抗があったけど名乗る事にした。



「ってか将也と顔似てないぢゃん。本当に妹??」

「彼女は無いでしょ」

“彼女は無い”って失礼。

でも本当だし。あたしには幸輔がいるから。


「本当ですよ??」


あたしはそぅ言った。




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