゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




「でも、俺は幸輔好きだな。

由岐のこと、大事にしてるだろ??」


「うん。

だから不安なんてないよ。」



たぶん、幸輔だから、

不安が少ないんだ。



不安が完全に無い。

っていうのは嘘だけど、

幸輔に対する不満は無い。

あたしが恐いのは、

幸輔に本当のことを言ったら、

『嫌われる』と考えたら恐いんだ。





「まだ言ってない??」

「……………ぅん。」




「………。

幸輔はさ…。

そんな簡単に由岐を捨てたりしないよ。

………俺はそぅだと思う。」




「将くん……。」




「幸輔は、

由岐が思ってる以上に

由岐の事好きだと思うよ??」




って言って子供のような

無邪気な笑顔をニカッと見せた。

将くんはときにこんな所を見せる。

かわいいな…。



「将くん…」

「ん??」

「好きだよ??将くんのこと…」

「………ぅん。知ってる。」

って言って優しく微笑んだ。





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