゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
その後に、近くにあったお店で服を少し見た。
かわいい服があった。
でも、今日は我慢。
あしたはいっぱい幸輔と遊ぶんだから。
で、隣にあったバッティングセンターに行かされた。
あたしは初めてバッティングセンターに行った。
将くんは高校生の時に野球部だったって
お兄ちゃんに聞いたことがある。
将くんは早速入って
あたしを置いてパカパカ打っている。
あたしがあたふたしていたら
将くんは後ろを見てクスッと笑って
チョイチョイと手招きした。
そんな将くんをちょっとだけ
かっこいいなって思ってしまった。
「将くん」
「ん??」
今は家に戻っている途中。
将くんは運転しながらあたしに耳を傾けた。
「将くんはデートのとき
バッティングセンターに行ってたの??」
「……うん。
ときどき行ってたよ」
その時の将くんの笑顔が、
作り笑いで将くんが悲しく思えた。