゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
「かわいい……」
「だろ?
このケーキ前から予約してたんだぁ」
って自慢気に言う幸輔。
でも――…
「違う。
あたしが言ったのは幸輔が作ったケーキの事」
「本当、ありがと」
って幸輔は控えめに笑った。
そんな幸輔はかわいい。
何だか犬みたい…。
「でも、何でDearのケーキ4つもあるの??」
「あぁそれは由岐ん家の。
お兄さんとか将也さんに渡して?」
「え、…いいの?」
「いいよ。食べて」
「でもお金……」
「バイトだから安くしてもらった」
ってニカッと笑う幸輔。
「じゃぁ……ありがとう…。
……ぅれしい…。」
本当に嬉しい。
幸輔のケーキは本当に
かわいくて美味しそうで、
Dearのケーキにも負けてないと思う。
「Dearのケーキより美味しそう…」
「んな事無いよ!!
少し焼きすぎたし、
クリームも少し甘すぎたし。
少し失敗したんだけど、
作り直してたら由岐に会えなくなるから来たんだ。
ごめんな?」
「そんなの……全然、…ぃいょ……」