゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




「かわいい……」

「だろ?
このケーキ前から予約してたんだぁ」

って自慢気に言う幸輔。

でも――…


「違う。
あたしが言ったのは幸輔が作ったケーキの事」

「本当、ありがと」

って幸輔は控えめに笑った。

そんな幸輔はかわいい。

何だか犬みたい…。




「でも、何でDearのケーキ4つもあるの??」

「あぁそれは由岐ん家の。
お兄さんとか将也さんに渡して?」

「え、…いいの?」

「いいよ。食べて」

「でもお金……」

「バイトだから安くしてもらった」

ってニカッと笑う幸輔。


「じゃぁ……ありがとう…。

……ぅれしい…。」



本当に嬉しい。

幸輔のケーキは本当に

かわいくて美味しそうで、

Dearのケーキにも負けてないと思う。



「Dearのケーキより美味しそう…」

「んな事無いよ!!

少し焼きすぎたし、

クリームも少し甘すぎたし。

少し失敗したんだけど、

作り直してたら由岐に会えなくなるから来たんだ。

ごめんな?」


「そんなの……全然、…ぃいょ……」





< 185 / 203 >

この作品をシェア

pagetop