゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.









電車から出ると


「送るよ」

「いいよ。早く帰って…」


いつもは家の近くまで送るのにさ…。




「でも雨…」

「近くだから大丈夫だよ」

「…」

「幸輔……」





何か言いたいのに
何も言いたくない




「「気をつけて」」



そぅ言って別れた。









最後、由岐は笑わなかった。
いつも声がハモると笑う由岐は…

笑わなかった。






由岐が……叫んでる。









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