゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




気になったけどまた後できこう。


「失礼しました」



赤面して慌てる芳川を安易に想像できて小さく笑った。






調理室に戻るとみんな机に出来たてのパスタを置き始めていた。


自分のパスタを皿に入れるため蓋を取ると――…

明らかに麺の量が減っている。



『食ったの誰だ………』


俺の聞き慣れない低い声にビックリしたのか、犯人は素直に手を上げた。


「ごめん」

「いいよ。」

小さく笑うと立川(食った男子の名前)はいきなり抱きついて「美味しかったよぉ!!」と叫んだ。


「ちょっ……重…」


そんな俺らを見てみんなは笑った。




< 65 / 203 >

この作品をシェア

pagetop