゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
みんなが食べ終わると由岐が来て「ありがとうっ」て笑顔で言った。
由岐の笑顔は好き。
「ねぇ幸輔…」
「ん?」
「今日バイト?」
「だけど?」
「今日行っちゃだめ?」
「ぇ?」
「だめ?」
そんな寂しそうな顔で、
そんな事訊かないでよ…。
「帰り、大丈夫?俺かなり時間かかるよ?」
「大丈夫。近くでお兄ちゃんがバイトしてるし」
「そっか」
「お金持ってるけど…何円ぐらいだっけ?」
「そこらへんと同じくらいだよ。それかちょっと高いか」
そぅDearがモテるってか…人気なのは美味しいからだけじゃない。
Dearは金銭でも安い。
だから老若男女に人気。
「じゃぁ大丈夫だっ♪」
「行こっかっ」
由岐の小さな、綺麗な、柔らかい由岐の手が、俺を引っ張る。
「うん」
Dearまでは歩いて行ける距離。
「じゃぁ由岐は表から普通に入ってね」
「うんっ」
そう言って俺は裏から入った。