゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




「んじゃ、木村さん俺行きますね///」

「おぅ。頑張れ」

「はいっ///」


今日最高!!
由岐とDearに行けるし
木村さんに「頑張れ」なんて言われるし!!



オーダー表を腰にさして店に出た。



従業員用の部屋から出ると、由岐が視界の中に入った。
Dearは結構大きな店で、店の中心に厨房があり、それを囲むように個人用のイスが並べられる。
それから外に向けて家族向けの集団用の机やイスがゴロゴロある。
昔言った個室は2階にあって、Dear室ってかDearと呼ばれている。


2階にあるDearはとてもいい雰囲気なんだ。
彼女や彼氏の愛
家族への愛
がいっぱい詰まっている。








「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

「2人です」
近くの高校の制服を着た女子が2人入ってきた。


「すみませんハガキ来てたんですけど…」

「わかりました。ご注文をするときに定員に言ってください」




実はDearにはメンバーカードがある。
特に深い意味は無いけど誕生日やクリスマス。
女性ならホワイトデー、男性ならバレンタインデーにはがきが来るようになっている。
店にはがきを持ってくると、好きなケーキ(特別メニュー内)が1つタダになるんだ。




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