゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
「よね。幸輔はそぅゆぅ子。」
「どんな子ですか;;」
「すんごい優しくて、よく理解しようとする子。で、好きになった子には一途で、尽したい。って子。どぅ?当たってるでしょ」
…………気味が悪い程に当たってるんですけど;;
「…………まぁ…;;」
「そんな幸輔にあんな子が彼女になってよかったわ」
「何スかそれ;;」
「あんな優しい子が彼女でよかったって言ってるの」
「………はぁ」
そんな素っ気無い返事をしていたのに、内心すんげぇ嬉しいんだ。
由岐を褒められたことがすんげぇ嬉しい。
それからずっとブラブラして休憩して、また店に顔を出した。
由岐の座っていた席には、由岐を覆るようにテーブルに手を付けて何かを言っている男の人がいた。
その人は由岐に何か言うと由岐の食べていたケーキを指で摘んで食べた。
その人がドアの方向に歩いて行ったから由岐の表情がやっと分かるようになった。
由岐はまた哀しそうな顔をしていた。
最近はまったく見せなくて、何だか懐かしい感じになった。
でも、由岐の哀しい顔は見たくないのは、俺だからだ。
「由岐」
「幸輔っ」
「大丈夫?」
「何が?」
「腹(笑)」
「余裕!!」
ここで由岐を笑わそうとするのも俺だからだ。