゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




「2つ目のコースになると単品より50円高くなるけど2つ以内だったらどんな組み合わせをしてもいいんだよ……」

やっぱり由岐には弱い……orz
でもちゃんと小声でしゃべっている。




「うんっ」

俺が敬語を止めて少し微笑んだ由岐を見て、少しあった罪悪感が吹っ飛んだ。


「ソースはこの欄で、一緒に食べる物の欄はこっちで、それぞれ1つずつ選べるんだ。例えばソースの欄の“デミグラスソース”と、食べる物の欄の“ハンバーグ”とか。そしたらオムライスとハンバーグにデミグラスソースがかかったやつが出てくるんだ」



俺が説明し終わると由岐は何か我慢している顔をしていた。


「……どうしたの?」

「幸輔の話し聞いてたら食べたくなってきたけど最後まで食べれないやっ」

由岐があまりにもかわいくて俺も小さく笑った。

「また今度一緒に来よう」

「うんっ」


そのときは店の意味と同じ意味で。




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