゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.




「由岐?」

『幸輔、バイト終わったの?』

「うん…今終わったところ…。」


今日はやけに昔の事を思い出して、バイトのみんなになんだか感謝しながら仕事をしていた。
今日は調理の補佐で、目の前には木村さん。
木村さんは本当に感謝しているしかっこいい。
憧れの存在。
あんな人になりたいな…。


『ねぇ幸輔…』

「ん?」

『明日ね?Dearに行っていい?』

「…。いいよ」

嬉しくて、自然に優しい声になった。


『やった…。』

「でも俺明日は学校終わってすぐだから一緒には行けないよ?」

『うん。全然いいよ』

「なら…。ってか由岐…?」

『ん?』

「どうしたの?」

『…。』

「由岐?」

『何で?』

「最近の由岐、何だか変だから…」
「俺、何かした?」

『してないよ!?こっちの問題!!』

「…。言ってくれない?」

『…。』


何で言ってくれないの?
俺じゃダメな話?
今日の由岐、クラスの友達に何か相談してたでしょ?
すんげぇ深刻な顔して。
気になるんだ。
俺、変?
重い??
しつこい??
だとしたらゴメン。
もぅ訊かないよ。
俺はただ由岐が好きだから訊きたかったんだよ。
それだけだよ。




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