゚+.*優し過ぎる君に幸せを.*゚+.
『また今度言うね。今日はダメなんだ…』
「………ぅん。」
よかった。
でも…本当に言ってくれるのか心配。
真実を知るのは、由岐の口からがいいよ。
それからはいつもの様に話をした。
最初の気まずさなんて、忘れるほどに俺は嬉しくて、幸せだった。
Dearから歩きながら電話をしていて、帰ったときには親に怒られた。
部屋に入って由岐との電話を続けた。
『ねぇ幸輔…』
「ん?」
『今度――…』
「…」
『今度…。全部教えるね』
「……うん」
由岐が、何かを隠しているのは知っていた。
誰にも言ってない。
由岐だけの秘密。
由岐が抱えていた秘密。
「うん…。待ってる」
受け止める自信、無いけど…。
由岐が話したいのなら何でも聞くよ。
だって、“俺に”聞いてほしいんでしょ?
だから聞くよ。
待ってるよ。
――――…由岐。