衆道剣風録~契りの剣 二 血闘!百済廃寺
祐三郎が相槌を打つ。
「上玉じゃった。あの修理さえいなければな!全く憎い奴じゃ。いつか見つけ出して膾(なます)にしてやる!」
「儂は静音をぎりぎりと戒めて儂のものを含ませ、たんと飲ませるのが夢じゃった!」
「はは・・・儂は静音の男の子の徴しを奪い、儂の子を孕ませたかったぞ」
「ぐはは・・・さぞや可愛い子が生まれただろうの!儂等の子を孕みながらよがる静音の顔が目に浮かぶわ」
「やってみるか!外道どもめ!」
皆ぎょっとしてその声の方を見た!そこには怒りに燃えた静音が本堂の入り口に立っていた。酔いが一変に醒めた。徳利をがらがらと倒しながら皆立ち上がる。
「うわっ!伊那殿!」
作兵衛が大刀を左手に持ちゆっくりと立った。ぬめる様に静音を見た。
「ほう、お前が静音か・・・男の子に間違って生まれたようじゃの。聞きしに勝る上玉よな!」
次郎三郎が虎の威を借りる狐の様に作兵衛の後ろから喚いた。
「静音!そうか!抱かれに来たのか!そこに裸になって横になれ!我等、必死にお前に極楽を見せてやるぞ」
静音は長船祐定の柄に手を掛け鯉口を切った。
「師の仇、覚悟!」
「上玉じゃった。あの修理さえいなければな!全く憎い奴じゃ。いつか見つけ出して膾(なます)にしてやる!」
「儂は静音をぎりぎりと戒めて儂のものを含ませ、たんと飲ませるのが夢じゃった!」
「はは・・・儂は静音の男の子の徴しを奪い、儂の子を孕ませたかったぞ」
「ぐはは・・・さぞや可愛い子が生まれただろうの!儂等の子を孕みながらよがる静音の顔が目に浮かぶわ」
「やってみるか!外道どもめ!」
皆ぎょっとしてその声の方を見た!そこには怒りに燃えた静音が本堂の入り口に立っていた。酔いが一変に醒めた。徳利をがらがらと倒しながら皆立ち上がる。
「うわっ!伊那殿!」
作兵衛が大刀を左手に持ちゆっくりと立った。ぬめる様に静音を見た。
「ほう、お前が静音か・・・男の子に間違って生まれたようじゃの。聞きしに勝る上玉よな!」
次郎三郎が虎の威を借りる狐の様に作兵衛の後ろから喚いた。
「静音!そうか!抱かれに来たのか!そこに裸になって横になれ!我等、必死にお前に極楽を見せてやるぞ」
静音は長船祐定の柄に手を掛け鯉口を切った。
「師の仇、覚悟!」