大切な時間
いつもそんな洋服なの?』
カズ『普通だよ!』
あっさり言われてしまった。私は制服なのに。カズちゃんは黒い洋服に身包んでいる。
カズ『どうしたの?』
私『…うん。なんか平気かな?制服で…』
カズ『平気!平気♪だってアタシも制服で行くコトあるし。ほとんどのコは高校生だし。』
私『そうなの?』
あっ…そうなんだ。カズちゃんの格好に気を取られていただけに意外な返事が反ってきてビックリした。
カズ『大丈夫だよ!だってさ、ライブ始まれば格好なんて気にならないよ。』
私『そうかな…?』
カズ『そうだよ!だって音楽を楽しみに行くんだよ!』
カズちゃんは明るく言った。音楽を聞きに行くんだ。
私『ありがと。元気出て来た!』
カズ『そうだよ。マコトらしくないから。元気だせ!』
私達は駅から三駅くらい離れた場所に着いた。
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