奪ってKiss





「ねぇ、どんな人だろう?」




「オタクだったり?好きなフィギアのため~とか。」




他のマネージャーの子たちも気にしてるみたい。




「けど、有力な人なんでしょ?」




オタクなのにバスケで有力って…




いつの間にかオタクと勝手に決めつけて話が進んでいた。





そして…




「こいつだ!!」




キャプテンが嬉しそうに入ってきた。




どんな人だろう…




後ろにいる私はよく見えない。





「「きゃーっ!和くんだぁ!」」




周りのマネージャーが騒ぎ出す。




和くん…って…




私は立って見た。




「あーーーーーっ!!!」




周りのキャーキャー言ってる声にかき消されたけど、思わず叫んでしまった。




だってその人は…





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