奪ってKiss




敦先輩が佐奈ちゃんの前まで来て、




「いい?」




と、聞く。




佐奈ちゃんは、コクリと頷く。




そして…




重なる、2人の唇―…





「…ん…っ…」




長いそのキスに、時折漏れる佐奈ちゃんの甘い声。




離れた唇に、まだ絡んでいる瞳。




「じゃあ、次いきましょう!」




パッと雰囲気を変えた佐奈ちゃん。




その切り替えの早さにびっくりする私。




そしてまた、割りばしを引いた。




「王様だ~れだ♪」






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