奪ってKiss
それから見てたけど、確かに上手かった。
メンバーもみんながびっくりするくらい。
そして練習が終わった。
「真美先輩、帰りましょう!」
杉浦くんが私のところまで来た。
「まだ仕事が残ってるから…」
私はそう言って片付けをしに戻った。
はぁ…
本当に最悪。
「お疲れ様でーす!」
片付けが終わって辺りは結構暗くなっていた。
優ちゃんは今日は家の用事で少し早く帰ったから1人。
外に出ると…
「え…?」
あれから1時間くらい経ってるのに…
「あ、先輩!お疲れ様です!」
杉浦くんが待っていた。