奪ってKiss
―バタンッ
それから走って着いたところは…
「ハァッ…りょう…じ…?」
亮爾の家で…
走って来たから息が…
亮爾を見上げると、亮爾は黙ったまま。
「きゃっ!?」
やっと私の方を見てくれたと思ったら、私は押し倒された。
押し倒されたのに痛くないのは、ここはベッドだから。
この体勢って…
「亮爾…?」
「…………」
何も言ってくれない亮爾に不安になる。
「俺…待つって言ったよね?」
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