奪ってKiss
「次の駅でおりますよ。」
次の駅は…
何かあったっけ…?
そんなことを考えてる間に、駅についた。
駅に貼ってあるチラシを見て、ピンときた。
もしかして…
「遊園地…?」
私は杉浦くんに問いかけた。
すると、杉浦くんは笑って、
「そうです!最近できたばかりの!」
って言って、また手を握ってきた。
遊園地に着いてチケット代も出そうとしたんだけど…
「先輩が隣にいるだけで十分です!」
と、結局奢ってもらっちゃった。
完全に笑顔で可愛い杉浦くんに、私は警戒を解いていた。