奪ってKiss







「はい、お水。」




ジェットコースターからおりると、杉浦くんは完全にダウン。




まさかここまで苦手とは…




「すみません…」




そう言って水を受け取り、おでこに当てた。




「ごめんね?まさかここまで苦手とは…」




顔がまだ青い。




「いえ…自分でもここまで苦手だとは思いませんでした…」




自分でもって…




「先輩と楽しみたかったのに…すみません…」




そう言う杉浦くんが少し可愛く感じてしまった。




「いいよ。じゃあ、気分なおったらメリーゴーランドにでも乗ろっか?」




「え…メリーゴーランドは…」




杉浦くんにメリーゴーランドは何か合わないけど、可愛い感じがした。




本人は遠慮してたけど。





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