奪ってKiss
そしてミルクティー。
これは近いから正直ドキドキしてしまう。
もちろん恋ではないけど。
けど、杉浦くんが飲んでない時に飲めば大丈夫!
そう思った私は甘かった。
私がストローに口をつけたら…
「きゃっ…!?」
杉浦くんのサラサラとした髪が私に触れた。
私は慌ててミルクティーから離れた。
すると、
「あれ?意識しちゃいましたか?」
と、意地悪に笑って聞く杉浦くん。
む、ムカつく!!
「そんなことない!ただ、びっくりしちゃっただけ!」
悔しくてそう言うと、
「そうですか、じゃあ、飲みましょう?」
と、言われた。
完全にヤツのペースに持って行かれてる。