奪ってKiss
杉浦くんの手が私に伸びてきて…
私は、目をギュって瞑った。
「…………っ!?」
首元に冷たい感触。
「プレゼントです。」
へ…?
プレゼント…?
私は恐る恐る目を開けた。
すると…
「あ…!」
私の首元にはさっき欲しいと思ってたネックレス。
けど…
「本当にいいの…?」
学生にはちょっと厳しい価格だったし…
「先輩に似合うと思って。先輩の為にですし。バイトもしてたんで気にしないでください。」
私の思ってたことを悟って、笑顔で言ってくれた。
「ありがとう…!」
満面の笑みで言ったら…