奪ってKiss
そして帰り。
優ちゃんと別れて電車で帰る。
この時間は妙に混んでるんだよね…
座れないからしんどいけど、仕方ないかぁ…
っていうか、前の人近くない?
混んでるとはいえ…
そこまで混んでるわけじゃない。
ただ、少し座れない程度。
避けようかなぁ…
そう思って移動しようとした時…
「え!?」
いきなり腕を掴まれた。
びっくりして顔をあげると…
「せーんぱい♪」
「あ゙…」
あいつだった。