奪ってKiss
「また前田先輩と真美先輩ですかー!なんか磁石みたいですね」
そう…
前田先輩だった。
先輩が隣に来て…
「ごめんね?いい?」
顔を覗き込むように優しく聞く。
私は顔を真っ赤にさせながら、小さな声で、はい、と頷いた。
周りの視線なんか気にならないくらい、ドキドキ緊張してて…
先輩の手が私に伸びる。
先輩は私を先輩の膝の上に抱き上げて…
そのまま優しく抱き締められた。
ドキドキしてるのに…
緊張してるのに…
胸がキュンとする―…