『natural source』(naturally番外編)
「顔は似てるからタクト王子にしてみればどっちでも良かったみたい。姉もウーラ国の王妃になれるならって喜んでた。フルム国も助かるし」
「……そんな解決法があったんだ……」
なんだかひどく脱力した。
だって……誰も傷つかない、こんなに簡単な方法があったなんて……。
「まだ解決してない」
「なんでっ?」
「姉はウーラ国よりも栄えた国の王子との婚姻を取りやめたの。だから代わりにわたしがそれよりも栄えた国の王子と結婚しなきゃいけない。跡取りに」
一個が丸くおさまればまた別の問題が出てくる。
なんで何もかもがすっきりおさまらないんだろう……。
そう思ったら長く深いため息が無意識に出てきた。
「来てくれますか? わたしとフルム国へ」
「…………へっ?」
「わたしと一緒に国の未来を担ってくれますか?」
こう言ってリンが僕に手を差し出した。
僕がリンとフルム国に行く?
つまり……、
「お婿さん……?」
にっこり笑ったリンが大きく頷いてみせた。
「大丈夫。今まで通りわたしが支えていくから」
完敗……。
リンがいなきゃ抜け殻になるなら、リンの傍で抜け殻になっていく方がいい。
かつての母上が父上と一緒になる為に国境を越えたように僕もまた、愛する人の為なら国境も身分も飛び越えてやるっ。
「……そんな解決法があったんだ……」
なんだかひどく脱力した。
だって……誰も傷つかない、こんなに簡単な方法があったなんて……。
「まだ解決してない」
「なんでっ?」
「姉はウーラ国よりも栄えた国の王子との婚姻を取りやめたの。だから代わりにわたしがそれよりも栄えた国の王子と結婚しなきゃいけない。跡取りに」
一個が丸くおさまればまた別の問題が出てくる。
なんで何もかもがすっきりおさまらないんだろう……。
そう思ったら長く深いため息が無意識に出てきた。
「来てくれますか? わたしとフルム国へ」
「…………へっ?」
「わたしと一緒に国の未来を担ってくれますか?」
こう言ってリンが僕に手を差し出した。
僕がリンとフルム国に行く?
つまり……、
「お婿さん……?」
にっこり笑ったリンが大きく頷いてみせた。
「大丈夫。今まで通りわたしが支えていくから」
完敗……。
リンがいなきゃ抜け殻になるなら、リンの傍で抜け殻になっていく方がいい。
かつての母上が父上と一緒になる為に国境を越えたように僕もまた、愛する人の為なら国境も身分も飛び越えてやるっ。