『natural source』(naturally番外編)
……確かにランシェ様と居たら他の事を考える暇なんて無いかも。


そんな未来にほんの少しの不安を感じて溜め息。


でも、


「俺の中もおまえで一杯なんだ……アンジュ」


微笑みと共に落とされた額のキスで、あっという間に未来は幸せで満たされてしまう。


足枷なんかにならないくらい……わたしもランシェ様の未来に幸せを与えたい。


両親の墓前でわたしは一人、胸にそう誓っていた。



-終-
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