『natural source』(naturally番外編)
「お嬢様。お話したいことがあります」
シュリがユウセイと別れてから数十分後。
団長の元から戻ったショウがシュリの部屋を訪ねていた。
閉ざされた扉をノックして声をかけるも、
「…………」
中に居るはずのシュリからの返事はなかった。
その反応でシュリが不機嫌であることを察したショウは、
「……何か気に障るコトをしましたか?」
ふぅっと短い溜め息を漏らし、改まっていた言葉遣いを砕けさせた。
あの夜から唯一変わった二人だけのやりとり。
普段の引き締まった声色が優しくなり、
「シュリ?」
お嬢様という呼び方からシュリに変わった瞬間。
「っっ!!」
閉ざされていた扉が開いたと同時に、シュリが仕掛けたバケツの水がショウ目掛けて勢い良く浴びせられたのだった。
シュリがユウセイと別れてから数十分後。
団長の元から戻ったショウがシュリの部屋を訪ねていた。
閉ざされた扉をノックして声をかけるも、
「…………」
中に居るはずのシュリからの返事はなかった。
その反応でシュリが不機嫌であることを察したショウは、
「……何か気に障るコトをしましたか?」
ふぅっと短い溜め息を漏らし、改まっていた言葉遣いを砕けさせた。
あの夜から唯一変わった二人だけのやりとり。
普段の引き締まった声色が優しくなり、
「シュリ?」
お嬢様という呼び方からシュリに変わった瞬間。
「っっ!!」
閉ざされていた扉が開いたと同時に、シュリが仕掛けたバケツの水がショウ目掛けて勢い良く浴びせられたのだった。