『natural source』(naturally番外編)
ご機嫌窺いに自分を訪ねてくる貴族を、相変わらず涼しげな笑顔でシュリは次々とあしらっていく。
執事長の指示で客室に貴族たちを通すものの、誰一人としてシュリのお眼鏡に適う者はおらず……。
さぞかしプライドが高いお嬢様なのか……と、新米の侍女は懸念していた。
客室の扉の前でヤキモキしていた新米侍女の元に、シュリ付きの近衛兵であるショウがシュリを迎えに現れる。
「……お嬢様の客人は皆、帰られたのか?」
「は、はい……皆様早々に」
「……はぁ。全くあの人は……」
呆れたような溜め息を残し、ノックと共に客室のドアを開けた。
執事長の指示で客室に貴族たちを通すものの、誰一人としてシュリのお眼鏡に適う者はおらず……。
さぞかしプライドが高いお嬢様なのか……と、新米の侍女は懸念していた。
客室の扉の前でヤキモキしていた新米侍女の元に、シュリ付きの近衛兵であるショウがシュリを迎えに現れる。
「……お嬢様の客人は皆、帰られたのか?」
「は、はい……皆様早々に」
「……はぁ。全くあの人は……」
呆れたような溜め息を残し、ノックと共に客室のドアを開けた。