§運命の再会§
『俺昔カラ好きなやつがいるんだ。そいつは小さくて泣き虫で、かと思えば強がったり。俺そいつの笑顔トカ泣き顔トカ全部が好きだった。今もそれは変わらない。』


『でもその人は先輩の事が好きなんですか?』


『わかんねぇ。俺馬鹿だからさっ、小さい時その子に〈桜の木の下で手をつなぐと両想いになれるンだよ〉って言ったんだ。なれるわけねぇのに…』


えっ??


さくらの


木の下…?


偶然かなっ?



『そおですか。
すいませんでした。』


そお言って
女の子は泣きながら
帰って行った




帰ろうとした時…




『紗愛?!』




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