僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
「トク、悪かったな。気にしないで良いからな!」
碧人から謝られると、
「なんだよ、別に謝られることじゃないよ。ビックリはぁしたけど…」
自分が悪い気もしてくる。
それからも、少し練習は続けたが、
なんだか、皆、落ち着かない様子。
茜の気持ちが揺れ動いた、
その“真相”や
それについての“結論”が、
気になっているといったところだろう。
「そろそろ私、帰ろっかな!」
律子が言った。
「え。」
「あ〜いいの!光ちゃんはやってて!」
と、そこへ、
「じゃあ、あたしも帰る!なーんか、グダグダだし。いい?」
波多野も言いだした。
「そーだな。今日はやめっかぁ?」
皆が納得する中、
「…ごめんなぁ。」
今のこの空気に責任を感じ、謝る徳幸。
「なんでトク謝ってんのぉ!?」
よく分からないが、
練習に遅れた理由と茜の言動…
そして、
茜がどういうつもりで言ったかは知らないが、
仮に本当だとしたなら、
“好き”とかって、それ以前に、
ついさっき、茜の唇に
“心”ではなく“下心”を揺らしていた自分を、
申し訳なく思うのだった。
碧人から謝られると、
「なんだよ、別に謝られることじゃないよ。ビックリはぁしたけど…」
自分が悪い気もしてくる。
それからも、少し練習は続けたが、
なんだか、皆、落ち着かない様子。
茜の気持ちが揺れ動いた、
その“真相”や
それについての“結論”が、
気になっているといったところだろう。
「そろそろ私、帰ろっかな!」
律子が言った。
「え。」
「あ〜いいの!光ちゃんはやってて!」
と、そこへ、
「じゃあ、あたしも帰る!なーんか、グダグダだし。いい?」
波多野も言いだした。
「そーだな。今日はやめっかぁ?」
皆が納得する中、
「…ごめんなぁ。」
今のこの空気に責任を感じ、謝る徳幸。
「なんでトク謝ってんのぉ!?」
よく分からないが、
練習に遅れた理由と茜の言動…
そして、
茜がどういうつもりで言ったかは知らないが、
仮に本当だとしたなら、
“好き”とかって、それ以前に、
ついさっき、茜の唇に
“心”ではなく“下心”を揺らしていた自分を、
申し訳なく思うのだった。