僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
真相
神戸と光一と、三人での帰り道、
「じゃあなトク。」
神戸が言うと、
「あ、コービー先帰ってて!ちょっと俺、買うもんあんだわ。」
「んあ。じゃね。」
と、徳幸は光一と二人きりになってしまった。
結局こうなるのなら、
行きの時間稼ぎは、なんだったんだという話に…
(あ、でも、人の役には立てたかぁ。)
でも、茜との件で、碧人ともぎこちなくなってしまった今、
せめてどちらかとは、ハッキリ、スッキリした方が
今後のことを思うと、絶対に良いワケで…
(とにかく、自然に振る舞っとくかぁ。)
と、言うことは…
いつも通り、徳幸からは
無駄に話題をもちかけないと言うことだった。
すると、
「なんかあった?」
ざっくりとした質問が光一から投げられた。
「なんかって?」
徳幸も、様子を探ってみる。
「その怪我。茜が絡んでんだろ?」
「え?なんで?」
「だってヘンだよ!トクのこと好きって言うわりに、その顔を心配してなかった。」
「…」
「女陣は気付いてたなぁ、きっと。」
「え!」
「…多分だけど、律子は、トクと波多野のことをくっつけようとしてる。」
「じゃあなトク。」
神戸が言うと、
「あ、コービー先帰ってて!ちょっと俺、買うもんあんだわ。」
「んあ。じゃね。」
と、徳幸は光一と二人きりになってしまった。
結局こうなるのなら、
行きの時間稼ぎは、なんだったんだという話に…
(あ、でも、人の役には立てたかぁ。)
でも、茜との件で、碧人ともぎこちなくなってしまった今、
せめてどちらかとは、ハッキリ、スッキリした方が
今後のことを思うと、絶対に良いワケで…
(とにかく、自然に振る舞っとくかぁ。)
と、言うことは…
いつも通り、徳幸からは
無駄に話題をもちかけないと言うことだった。
すると、
「なんかあった?」
ざっくりとした質問が光一から投げられた。
「なんかって?」
徳幸も、様子を探ってみる。
「その怪我。茜が絡んでんだろ?」
「え?なんで?」
「だってヘンだよ!トクのこと好きって言うわりに、その顔を心配してなかった。」
「…」
「女陣は気付いてたなぁ、きっと。」
「え!」
「…多分だけど、律子は、トクと波多野のことをくっつけようとしてる。」