僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
二人は、端に置かれた、足付きゴールに向かって、
代わり番こにシュートを打って、時間を費やした。
昼になり、体育館使用の交替で、バトミントン部が出てくるのが見えると、
「あ、終わったみたい!ちょっと覗いてきてイイ?」
持ってたボールをパスしながら未知子が言った。
徳幸が頷き、走って行く姿に、
すれ違った後輩の何人かが、未知子の存在に気がついて、振り返っていた。
特に何も言われなかったので、
ただ、その様子を遠くから見つめていた徳幸は、
しばらくして戻ってきた、未知子の目が、
なんとなく赤かったことには、
気付かないフリをした。
「この後はどーする?」
「あ!あのね、あたしお弁当作ってきたの。」
「え!それでそのカバンだったのかぁ。」
「基本的に、いつもカバンはでっかいの。」
「…俺の分もあるの?」
「足りると思うよ…なんせ初めてのコトだから!」
「マジ嬉しいんだけど!どこで食おっか?!」
「じゃあ、海岸公園でも行きますか?!」
「…なんか、デートみたいだな。」
二人は、照れ隠しをしながら、海岸へと向かった。
「園田くんとは、こーゆーことないの?」
「ナイなぁ。恭ちゃんに遠慮してるんだと思う。」
「…」
ランチボックスを開けると、サンドイッチがギッシリと並んでいた。
「うまそ〜!!いただきま〜す!」
代わり番こにシュートを打って、時間を費やした。
昼になり、体育館使用の交替で、バトミントン部が出てくるのが見えると、
「あ、終わったみたい!ちょっと覗いてきてイイ?」
持ってたボールをパスしながら未知子が言った。
徳幸が頷き、走って行く姿に、
すれ違った後輩の何人かが、未知子の存在に気がついて、振り返っていた。
特に何も言われなかったので、
ただ、その様子を遠くから見つめていた徳幸は、
しばらくして戻ってきた、未知子の目が、
なんとなく赤かったことには、
気付かないフリをした。
「この後はどーする?」
「あ!あのね、あたしお弁当作ってきたの。」
「え!それでそのカバンだったのかぁ。」
「基本的に、いつもカバンはでっかいの。」
「…俺の分もあるの?」
「足りると思うよ…なんせ初めてのコトだから!」
「マジ嬉しいんだけど!どこで食おっか?!」
「じゃあ、海岸公園でも行きますか?!」
「…なんか、デートみたいだな。」
二人は、照れ隠しをしながら、海岸へと向かった。
「園田くんとは、こーゆーことないの?」
「ナイなぁ。恭ちゃんに遠慮してるんだと思う。」
「…」
ランチボックスを開けると、サンドイッチがギッシリと並んでいた。
「うまそ〜!!いただきま〜す!」