僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
本当のこと
「新しい曲は増えた?ごめんねぇ!あたし達、香織を横取りしちゃったみたいで!」
律子は、軽いコミュニケーション的に、碧人に話かけた。
「全っ然大丈夫!ま、あの部屋が日に日に汚くなっていってるくらいかなぁ。誰も掃除しねーから!」
「やだー!怖っ!」
自分の彼氏の親友と同じクラスになり、さらに近しい存在となった律子は、
碧人ファンに、気兼ねすることなく話ができる。
知るかぎりでは、律子は、その優越感にひたるようなタイプの人種ではなかった。
いわば、天然でマイペース。
だから、
思ったことは何でも聞くし、口にしてしまうところがある。
光一も、質問されるまでは面倒臭いのか、自ら、あまり話さないらしい。
律子は、碧人に興味が無いぶん、
碧人のことを知らなさ過ぎたのだった。
「ところでさ、その後、木村くんはどんな感じ?」
「ん?その後とは、どの後?」
「香織が抜けてからにきまってるでしょ!」
「!」
「結局どーしたのかなぁと思ってさ!」
「何を?」
「あたし忠告したんだよ!香織が野球部の先輩に言い寄られてた時、木村くんに、気持ち伝えるようにってさ!」
「…それは、波多野がトクを好きだってコト?」
「と、あたしは思ってる!香織はごまかすから、木村くんをケシカケたのに、男らしくないんだから!」
律子は、軽いコミュニケーション的に、碧人に話かけた。
「全っ然大丈夫!ま、あの部屋が日に日に汚くなっていってるくらいかなぁ。誰も掃除しねーから!」
「やだー!怖っ!」
自分の彼氏の親友と同じクラスになり、さらに近しい存在となった律子は、
碧人ファンに、気兼ねすることなく話ができる。
知るかぎりでは、律子は、その優越感にひたるようなタイプの人種ではなかった。
いわば、天然でマイペース。
だから、
思ったことは何でも聞くし、口にしてしまうところがある。
光一も、質問されるまでは面倒臭いのか、自ら、あまり話さないらしい。
律子は、碧人に興味が無いぶん、
碧人のことを知らなさ過ぎたのだった。
「ところでさ、その後、木村くんはどんな感じ?」
「ん?その後とは、どの後?」
「香織が抜けてからにきまってるでしょ!」
「!」
「結局どーしたのかなぁと思ってさ!」
「何を?」
「あたし忠告したんだよ!香織が野球部の先輩に言い寄られてた時、木村くんに、気持ち伝えるようにってさ!」
「…それは、波多野がトクを好きだってコト?」
「と、あたしは思ってる!香織はごまかすから、木村くんをケシカケたのに、男らしくないんだから!」