僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
まずは、コピーできるレパートリーを聴かせてもらうことにした。
確かに碧人は、歌に力が入ると、ギターの手が止まってしまう。
でもそこは、キーボードが上手くカバー出来ていて、
メロディが途切れることはないが
もともと、キーボードが居ないバンドの曲でも、
そういった時の対応に、
キーボードのメロディラインを、自分達流に作っているらしく、
ソレはソレで凄いと思うし、味もあるのだが、
原曲とかけ離れ、迫力に欠けてしまってもいた。
「凄いね。このアレンジは碧人が?」
「いや、波多野。」
「はーい!あたしあたし〜!」
「ほー。なんか、スゴいんだな。おまえらコピーじゃなくて、オリジナル作れそーじゃん。」
「あったりめーだろ!そのつもりだよ!」
ドドドン!!
碧人の、威勢の良いひと言に、
神戸がドラムで、さらに色をつけた。
その瞬間、
徳幸は身震いを感じた。
久しぶりに、身体中から何かが湧き上がっていたのだ。
この連中と出逢い、仲間になれたことを幸運と思い、
自分が足を引っ張るなんてことにならぬ様にと、
焦らされる気持ちすら覚える。
そんな、良い緊張感が徳幸を襲ってきて…
「トイレってどこ?」
すると、
「あー、ごめん。ココないんだよ。」
「はぁ?」
確かに碧人は、歌に力が入ると、ギターの手が止まってしまう。
でもそこは、キーボードが上手くカバー出来ていて、
メロディが途切れることはないが
もともと、キーボードが居ないバンドの曲でも、
そういった時の対応に、
キーボードのメロディラインを、自分達流に作っているらしく、
ソレはソレで凄いと思うし、味もあるのだが、
原曲とかけ離れ、迫力に欠けてしまってもいた。
「凄いね。このアレンジは碧人が?」
「いや、波多野。」
「はーい!あたしあたし〜!」
「ほー。なんか、スゴいんだな。おまえらコピーじゃなくて、オリジナル作れそーじゃん。」
「あったりめーだろ!そのつもりだよ!」
ドドドン!!
碧人の、威勢の良いひと言に、
神戸がドラムで、さらに色をつけた。
その瞬間、
徳幸は身震いを感じた。
久しぶりに、身体中から何かが湧き上がっていたのだ。
この連中と出逢い、仲間になれたことを幸運と思い、
自分が足を引っ張るなんてことにならぬ様にと、
焦らされる気持ちすら覚える。
そんな、良い緊張感が徳幸を襲ってきて…
「トイレってどこ?」
すると、
「あー、ごめん。ココないんだよ。」
「はぁ?」