僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
「でも、そこから始まることだって、あるかもしれないじゃ」
「あのさ!!もっと自分を大事にした方がいーよ!ホント!」
「…」
茜が黙り込んだことに、
徳幸は気がついてはいた。
でも、ものすごく腹が立って仕方がなかった。
何をこんなにムキになっているのか、分からない。
茜の恋愛感が、
すでに、
大人びていたことに、焦りを感じたのか?
自分がまだ経験がないことで、
子供扱いされたなどと思ってはいない。
ただ、ここ数日、
茜とタカのことや、
波多野と彼氏のことで、
自分のまわりに居る女の子が、
急に“女”に見えてきて…
勝手に、
コンプレックス的なものを、
感じていたような気はする。
(八つ当りか?)
それとは、また違うような…
実際に行動に出たワケではないのに、
さっきの茜の発言で、
茜の行動力がリアルに感じられ、
タカとのキスシーンが頭に浮かんでくる。
それならまだしも、
その先まで想像してしまうと、
必死に頭から掻き消した。
(絶対、ヤツの方から手を出したに決まってる!)
「あのさ!!もっと自分を大事にした方がいーよ!ホント!」
「…」
茜が黙り込んだことに、
徳幸は気がついてはいた。
でも、ものすごく腹が立って仕方がなかった。
何をこんなにムキになっているのか、分からない。
茜の恋愛感が、
すでに、
大人びていたことに、焦りを感じたのか?
自分がまだ経験がないことで、
子供扱いされたなどと思ってはいない。
ただ、ここ数日、
茜とタカのことや、
波多野と彼氏のことで、
自分のまわりに居る女の子が、
急に“女”に見えてきて…
勝手に、
コンプレックス的なものを、
感じていたような気はする。
(八つ当りか?)
それとは、また違うような…
実際に行動に出たワケではないのに、
さっきの茜の発言で、
茜の行動力がリアルに感じられ、
タカとのキスシーンが頭に浮かんでくる。
それならまだしも、
その先まで想像してしまうと、
必死に頭から掻き消した。
(絶対、ヤツの方から手を出したに決まってる!)