僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
「それ、マジで言ってる?」
「うん。マジマジ。」
「…」
「あ、そうだ!海に行ったんだってね!」
「んあ。」
「これでもう、うちにも来れるね!」
「ああ。」
「良かった〜!めっちゃ練習して、文化祭は完璧にしないとね!あたし、友達も連れてくからさ!」
「…かわいい子?」
「普通かなぁ。どうせカオリンしか見てないくせにぃ!」
「そんなことねーよ!」
「強がっちゃって〜。」
「…強がってんのは、おまえじゃね?」
「……しょうがないじゃん。」
「!」
「だって、居ないんだもん。…この世に…」
「なぁ、代わりでもイイじゃん…俺!代わりでもいいよ!」
驚いた!
つい、口から出た言葉だったが、
心にブレは無かった。
「…ありがとうトク。でも…ダメみたい。」
「あ。」
「文化祭!楽しみにしてるね!だから、防音室には行かないでおくから!」
なのに、徳幸は失恋した。
これで、通算何度目になるのか?
こうして、
徳幸の高2の夏は幕を閉じた。
「うん。マジマジ。」
「…」
「あ、そうだ!海に行ったんだってね!」
「んあ。」
「これでもう、うちにも来れるね!」
「ああ。」
「良かった〜!めっちゃ練習して、文化祭は完璧にしないとね!あたし、友達も連れてくからさ!」
「…かわいい子?」
「普通かなぁ。どうせカオリンしか見てないくせにぃ!」
「そんなことねーよ!」
「強がっちゃって〜。」
「…強がってんのは、おまえじゃね?」
「……しょうがないじゃん。」
「!」
「だって、居ないんだもん。…この世に…」
「なぁ、代わりでもイイじゃん…俺!代わりでもいいよ!」
驚いた!
つい、口から出た言葉だったが、
心にブレは無かった。
「…ありがとうトク。でも…ダメみたい。」
「あ。」
「文化祭!楽しみにしてるね!だから、防音室には行かないでおくから!」
なのに、徳幸は失恋した。
これで、通算何度目になるのか?
こうして、
徳幸の高2の夏は幕を閉じた。