僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
なんでも、
友達に聞かれて、彼氏も、見栄を張ってしまったらしい。
それもまた、意外で、可愛い一面なのかもしれないが、
やはり、
波多野にとっては、
まったくもって迷惑な嘘で、
ソレと比べたら、
碧人の気づかいが、
なによりも、嬉しく感じられたに違いない。
もしかして、
ただ、彼を殴ったと耳にした時、
すでに、嬉しかったのでは?
こうして、
碧人の気持ちがハッキリしたことで、
徳幸の気持ちも、
完全に吹っ切れたのだった。
めでたしめでたし…
とは、いかぬもの!
碧人の罰は、意外に重く、
生徒達のアイドルは、
学校名を背負って戦った勇士に、適うワケが無く、
碧人が所属する部活に対し、
しばらくの活動を禁止した。
コレを理由に
文化祭での演目枠を、無くそうという魂胆が見え見えで、
この機会に、
軽音部を廃部にさせるつもりなのではないかと、
不安な噂が広がりはじめた。
慌てて、部会を開いた碧人達は、
とにかく、
今回のことを深く詫びると、
次に、
文化祭公演決行の、署名活動をすることを提案し、
一日も早く行動に移した。
他のバンド部員はもちろん、
波多野や律子の呼び掛けで、
吹奏学部の皆まで、手伝ってくれていた。
友達に聞かれて、彼氏も、見栄を張ってしまったらしい。
それもまた、意外で、可愛い一面なのかもしれないが、
やはり、
波多野にとっては、
まったくもって迷惑な嘘で、
ソレと比べたら、
碧人の気づかいが、
なによりも、嬉しく感じられたに違いない。
もしかして、
ただ、彼を殴ったと耳にした時、
すでに、嬉しかったのでは?
こうして、
碧人の気持ちがハッキリしたことで、
徳幸の気持ちも、
完全に吹っ切れたのだった。
めでたしめでたし…
とは、いかぬもの!
碧人の罰は、意外に重く、
生徒達のアイドルは、
学校名を背負って戦った勇士に、適うワケが無く、
碧人が所属する部活に対し、
しばらくの活動を禁止した。
コレを理由に
文化祭での演目枠を、無くそうという魂胆が見え見えで、
この機会に、
軽音部を廃部にさせるつもりなのではないかと、
不安な噂が広がりはじめた。
慌てて、部会を開いた碧人達は、
とにかく、
今回のことを深く詫びると、
次に、
文化祭公演決行の、署名活動をすることを提案し、
一日も早く行動に移した。
他のバンド部員はもちろん、
波多野や律子の呼び掛けで、
吹奏学部の皆まで、手伝ってくれていた。