僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
「え?」
「聞いたんだ。君が全然泣かなかって話…」
ポロロローン…
「うしっ!じゃあ、いきまます。」
そして、徳幸は唄いはじめた。
ソレは、何度も聴いて知っていた茜にとって、
いつもは、聴き流してしまているだけの曲だった。
でも、あんな話を聞かされたあと、
改めて、
歌詞を噛み締めながら聴くと、
“自分のことを、こんな風に考えてくれてるんだ”と、
今、目の前で唄っている、
“トクの気持ち”に置き換えられて伝わってくる。
勘違いも甚だしい…とはこの事。
でも、今の二人には、そんなのは関係なかった。
そしていつしか、
茜の目には、
みるみる涙があふれはじめ…。
曲が終わって、一息吐くと、
徳幸は、茜にこう言った。
「いつか、作詞作曲、俺!ってヤツを、聴かせてやんよ!待ってろい!」
と、照れ隠しをする徳幸に、
「グスンっ!へんなタイトル!」
と、涙が零れるのをおさえながら、
茜も可愛く強がってみせる。
「タイトルじゃねーよ!」
まったく、素直じゃない。
「聞いたんだ。君が全然泣かなかって話…」
ポロロローン…
「うしっ!じゃあ、いきまます。」
そして、徳幸は唄いはじめた。
ソレは、何度も聴いて知っていた茜にとって、
いつもは、聴き流してしまているだけの曲だった。
でも、あんな話を聞かされたあと、
改めて、
歌詞を噛み締めながら聴くと、
“自分のことを、こんな風に考えてくれてるんだ”と、
今、目の前で唄っている、
“トクの気持ち”に置き換えられて伝わってくる。
勘違いも甚だしい…とはこの事。
でも、今の二人には、そんなのは関係なかった。
そしていつしか、
茜の目には、
みるみる涙があふれはじめ…。
曲が終わって、一息吐くと、
徳幸は、茜にこう言った。
「いつか、作詞作曲、俺!ってヤツを、聴かせてやんよ!待ってろい!」
と、照れ隠しをする徳幸に、
「グスンっ!へんなタイトル!」
と、涙が零れるのをおさえながら、
茜も可愛く強がってみせる。
「タイトルじゃねーよ!」
まったく、素直じゃない。