僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
試練
文化祭の日。
“碧人達のバンドが出ない!”
不満を抱えた生徒が、多数居るという情報が入ってきた。
そこで急遽、
その時間帯に限り、
“メンバー全員、舞台裏に引っ込んで、絶対に、姿を見せぬように!”
そんな命令が、
実行委員会から下された。
出演バンドが、代わる代わる、練習の成果を披露する中、
メンバーは、
その様子を、舞台裏から見守り、
時折、ため息を吐いては、
羨ましい思いで、ソレを見つめた。
夏に、一度ライブをやっていた分、
観ている生徒達のノリが、良くなった気がする。
さすが、
波多野副部長のねらいに、間違いはなかった。
あとは、
もう少し練習時間を増やして、
上達してくれれば…
練習場所が無くて、
大変だけど、
もう、ひと踏ん張り、
波多野には頑張ってもらわなければならないようだ。
そのためにも、
碧人達メンバーは、
まわりからの忠告を守り、
協力しなければならない。
軽音部の存続のため。
そして、
来年こそ…
高校最後の文化祭で
悔いのない舞台を踏むためにも…
“碧人達のバンドが出ない!”
不満を抱えた生徒が、多数居るという情報が入ってきた。
そこで急遽、
その時間帯に限り、
“メンバー全員、舞台裏に引っ込んで、絶対に、姿を見せぬように!”
そんな命令が、
実行委員会から下された。
出演バンドが、代わる代わる、練習の成果を披露する中、
メンバーは、
その様子を、舞台裏から見守り、
時折、ため息を吐いては、
羨ましい思いで、ソレを見つめた。
夏に、一度ライブをやっていた分、
観ている生徒達のノリが、良くなった気がする。
さすが、
波多野副部長のねらいに、間違いはなかった。
あとは、
もう少し練習時間を増やして、
上達してくれれば…
練習場所が無くて、
大変だけど、
もう、ひと踏ん張り、
波多野には頑張ってもらわなければならないようだ。
そのためにも、
碧人達メンバーは、
まわりからの忠告を守り、
協力しなければならない。
軽音部の存続のため。
そして、
来年こそ…
高校最後の文化祭で
悔いのない舞台を踏むためにも…