僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
「なんか、悩み事?」
「え?(この女、勘がいいなぁ。)べつに。」
「そ?碧人と意見が合わないとか、皆とソリがあわないとか…」
「!(そっちのことかぁ。)ないよ!」
「なら良かった!」
「…波多野こそ、人のことより、ブラバンとこっちの両立、大変じゃないのか?」
「でもほら、トクちゃんが入ってくれたおかげで、キーボードの負担が減ったから助かってるよ!」
「…そうなんだ。」
「逆に、トクちゃんが大変じゃないかと思って。」
「全然!好きでやってるから。」
「…そっか!」
「うん。」
そのまま、音楽室の楽器庫に、ギターを置きに立ち寄った徳幸は、
中の物音に気付き、恐る恐るドアを開けた。
そして、目の前に現れた人影に驚き、思わず、
「お〜〜!!アセった〜!」
出て来たのは光一だった。
「なんだよおまえ〜!」
「こっそり朝練。」
「一人で?」
「今、試験近いから朝練がないんだ。ちょうどイイから、ちょっとだけ。」
「熱心なんだな。」
「今、碧人とコービーがあんなだろ。碧人独りにしたら、ヤケになって、解散だ〜とか言いだしそうで、こっちサボったから!」
(なぁんだ。実は気ぃ使ってんだ。)
「でも、トクが居てくれるから大丈夫そうだな!」
「…知らねーぞ。フォークデュオになってても。」
「え?(この女、勘がいいなぁ。)べつに。」
「そ?碧人と意見が合わないとか、皆とソリがあわないとか…」
「!(そっちのことかぁ。)ないよ!」
「なら良かった!」
「…波多野こそ、人のことより、ブラバンとこっちの両立、大変じゃないのか?」
「でもほら、トクちゃんが入ってくれたおかげで、キーボードの負担が減ったから助かってるよ!」
「…そうなんだ。」
「逆に、トクちゃんが大変じゃないかと思って。」
「全然!好きでやってるから。」
「…そっか!」
「うん。」
そのまま、音楽室の楽器庫に、ギターを置きに立ち寄った徳幸は、
中の物音に気付き、恐る恐るドアを開けた。
そして、目の前に現れた人影に驚き、思わず、
「お〜〜!!アセった〜!」
出て来たのは光一だった。
「なんだよおまえ〜!」
「こっそり朝練。」
「一人で?」
「今、試験近いから朝練がないんだ。ちょうどイイから、ちょっとだけ。」
「熱心なんだな。」
「今、碧人とコービーがあんなだろ。碧人独りにしたら、ヤケになって、解散だ〜とか言いだしそうで、こっちサボったから!」
(なぁんだ。実は気ぃ使ってんだ。)
「でも、トクが居てくれるから大丈夫そうだな!」
「…知らねーぞ。フォークデュオになってても。」