僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
返事はこうだった。
『なんで?』
だから、
『なんか、気を使ってるように見えたから。』
メールでなら、何でも言える(書ける?)自分がいた。
『やだな〜トクちゃん。そんなことないよ!心配してくれてるの?』
(さて、何て返す?)
『なら良いんだけど。』
さすがに、
“心配でたまらない。”とは、
返信できなかった。
そして
『トクちゃんは、自分のことを心配しましょう!おやすみなさい!』
意味不明なメールに、
(人の気も知らないで、なんだよ!)
と、困惑する徳幸だった。
波多野とのメールのやり取りの後の徳幸は、
帰ったばかりの時と比べ、
だいぶ、冷静に色々と考えることが出来ていた。
(俺と居たところを、妹を通じて、適当に碧人に言われたりしたら、バンドの練習もしずらいよなぁ。だって、なんでもないんだもんなぁ、俺たち…なんでもないのかなあ?)
そして、水族館での、律子の言葉“な〜んか、いい感じ”を、思い出したりしてみては、
(あの子、天然ぽかったしなぁ。)
と、ひとりノリツッコミをしていた。
そんな律子が、
次の日の学校で、徳幸を探して、クラスまでやって来た。
『なんで?』
だから、
『なんか、気を使ってるように見えたから。』
メールでなら、何でも言える(書ける?)自分がいた。
『やだな〜トクちゃん。そんなことないよ!心配してくれてるの?』
(さて、何て返す?)
『なら良いんだけど。』
さすがに、
“心配でたまらない。”とは、
返信できなかった。
そして
『トクちゃんは、自分のことを心配しましょう!おやすみなさい!』
意味不明なメールに、
(人の気も知らないで、なんだよ!)
と、困惑する徳幸だった。
波多野とのメールのやり取りの後の徳幸は、
帰ったばかりの時と比べ、
だいぶ、冷静に色々と考えることが出来ていた。
(俺と居たところを、妹を通じて、適当に碧人に言われたりしたら、バンドの練習もしずらいよなぁ。だって、なんでもないんだもんなぁ、俺たち…なんでもないのかなあ?)
そして、水族館での、律子の言葉“な〜んか、いい感じ”を、思い出したりしてみては、
(あの子、天然ぽかったしなぁ。)
と、ひとりノリツッコミをしていた。
そんな律子が、
次の日の学校で、徳幸を探して、クラスまでやって来た。