僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
誘惑
軽音部に部員が増えはじめた。
はじめからバンドを組んで入部してくる者達もいれば、
各々で入部して、経験がアルかナイかを掲示板に記載して、メンバーを集う者もいる。
なかなかメンツが揃わなかったり、
今、練習する場所がないことを聞いては、辞めていく者もいて、
碧人や徳幸めあてで来た女の子達は、
あまり接点がないことを知ると、二度と姿を現さなくなった。
そんな時、三年バンドから、
“他のバンドと一緒に、ある場所を借りてステージに立ってみないか!?”
と誘われた。
その話には皆、心踊らされ、
その話し合いは、
参加することを前提で進められていった。
問題点はいくつかあった。
それは今、波多野が部活で忙しいということだ。
「外での活動なら、波多野が無理でも、茜を立たせることができるよなぁ。」
と、碧人は言う。
確かに間違ってはいない。
以前ほど、茜に反感を持たなくなっていた徳幸は、
そのステージに魅力を感じ、
“それもアリかなぁ”
と、色んな角度から考えられることができた。
アルコールが出るようなライブハウスではなく、
ステージがあって、客席がある、公共の場と言った所での、昼間だとのこと。
はじめからバンドを組んで入部してくる者達もいれば、
各々で入部して、経験がアルかナイかを掲示板に記載して、メンバーを集う者もいる。
なかなかメンツが揃わなかったり、
今、練習する場所がないことを聞いては、辞めていく者もいて、
碧人や徳幸めあてで来た女の子達は、
あまり接点がないことを知ると、二度と姿を現さなくなった。
そんな時、三年バンドから、
“他のバンドと一緒に、ある場所を借りてステージに立ってみないか!?”
と誘われた。
その話には皆、心踊らされ、
その話し合いは、
参加することを前提で進められていった。
問題点はいくつかあった。
それは今、波多野が部活で忙しいということだ。
「外での活動なら、波多野が無理でも、茜を立たせることができるよなぁ。」
と、碧人は言う。
確かに間違ってはいない。
以前ほど、茜に反感を持たなくなっていた徳幸は、
そのステージに魅力を感じ、
“それもアリかなぁ”
と、色んな角度から考えられることができた。
アルコールが出るようなライブハウスではなく、
ステージがあって、客席がある、公共の場と言った所での、昼間だとのこと。