僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2
流れ
なんとなくだが、
徳幸は、光一とぎこちなかった。
それは光一に気付かれているのだろうか?
二人だけでの会話は、これといって無いのだか、
妙に目が合うような気がしてならない。
でも、自分がそうだから、相手もそう見えてしまっているのかもしれない。
基本的に、徳幸は昔から、
気になるモノをジッとみつめたり、
気に掛かることをずっと考えてしまう癖がある。
まわりから“わかりやすいヤツ”と言われ、
今では気を付けて、だいぶ“わかりにくいヤツ”になったつもりではいるが…
『バンドマン宣言』をした矢先、そのあとすぐに聞かされた、
光一が波多野を好きだった説に
動揺を隠せず、
できるだけ、光一と二人きりになるのを避けている自分を、
(ちっせーな、俺)と…
なんとかしなくてはイケナイことは分かっていた。
恋に関して、そんな徳幸だが、
体育際や球技際でもわかるよう、
勝負には妥協できない、意外と狭気に富む男だった。
それは、ある夕暮れ時のこと。
その日はブラバンの練習がなく、小出家には、光一が彼女も連れて行くと言うのだ。
もちろん、波多野も一緒ということに、
ためらう徳幸は、
「用事を済ませて後から行くよ!」と、
時間をずらすことにした。
徳幸は、光一とぎこちなかった。
それは光一に気付かれているのだろうか?
二人だけでの会話は、これといって無いのだか、
妙に目が合うような気がしてならない。
でも、自分がそうだから、相手もそう見えてしまっているのかもしれない。
基本的に、徳幸は昔から、
気になるモノをジッとみつめたり、
気に掛かることをずっと考えてしまう癖がある。
まわりから“わかりやすいヤツ”と言われ、
今では気を付けて、だいぶ“わかりにくいヤツ”になったつもりではいるが…
『バンドマン宣言』をした矢先、そのあとすぐに聞かされた、
光一が波多野を好きだった説に
動揺を隠せず、
できるだけ、光一と二人きりになるのを避けている自分を、
(ちっせーな、俺)と…
なんとかしなくてはイケナイことは分かっていた。
恋に関して、そんな徳幸だが、
体育際や球技際でもわかるよう、
勝負には妥協できない、意外と狭気に富む男だった。
それは、ある夕暮れ時のこと。
その日はブラバンの練習がなく、小出家には、光一が彼女も連れて行くと言うのだ。
もちろん、波多野も一緒ということに、
ためらう徳幸は、
「用事を済ませて後から行くよ!」と、
時間をずらすことにした。